-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
本日は第16回牧場雑学講座!
今回は、働きがいについてです。
畜産、特に食用牛牧場での仕事は、単に動物の世話をするだけではありません。命を預かり、食卓の未来をつくる仕事として、深い責任と感動に満ちた日々があります。ここでは、牧場で働く人々が感じている“働きがい”について、多面的に掘り下げてご紹介します。
餌やり、水の補給、体調管理など一つひとつが牛の健康に影響
生まれたばかりの子牛の呼吸を確認し、初乳を与えるときの“生の実感”
目の前の牛が健康に育ち、数年後に「美味しい」と評価されるまでを見届ける
自分が関わった牛がブランド牛として認められる喜び
「今日の一手間が、明日の美味しさになる」という実感がモチベーションになるのです。
牛の表情、食欲、歩き方、フンの状態などから健康を見抜く観察眼
予防接種、去勢、分娩介助、品種改良など専門技術の習得
「この子牛は元気に育ちそうだ」「この飼料配合なら脂の乗りが良くなる」など、感覚が技術に変わる瞬間が訪れる
食肉として出荷される瞬間は、やはり複雑な感情も伴う
だからこそ、「自分たちが育てた牛は美味しく、安全であるべき」という使命感が芽生える
ブランド牛のイベントや見学ツアーなどで、直接消費者と接する機会もあり、「美味しかった」の一言が大きなやりがいになる
朝晩の作業、出荷の準備、分娩対応などを助け合って進める日々
厳しい環境の中だからこそ、「この仲間となら乗り越えられる」という連帯感が生まれる
ベテランから若手へ、観察眼や配合の感覚が語り継がれる
地元高校生や研修生が来ることも多く、“教えることの誇り”も感じられる
早朝からの仕事、季節や天候に左右される体力面の厳しさ
命を見送り、送り出すときの精神的負担
しかしそのすべてが、「この仕事だからこそ得られる感動」につながる
“命に向き合うからこそ、仕事に意味がある”――それが多くの牧場従事者の本音です。
食用牛牧場で働くことは、命と向き合いながら、人々の暮らしに直接貢献する誇りある仕事です。牛たちの成長を見守り、味わいの根源を支えるという「つくり手の誇り」は、他のどんな職業にも代えがたい“働きがい”を与えてくれます。
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。