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皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
牛は“静けさ”で太る。 牛舎の採食・給水・横臥が“迷わず”行える設計は、ストレス低減→採食時間↑→反芻時間↑→ADG↑に直結します。ここでは面積・通風・床材・動線を定量で整理します。
1)スペース・飼槽・水槽
• 床面積:育成4.0〜5.5㎡/頭、仕上げ5.5〜7.0㎡/頭を目安。
• 飼槽スペース:60〜75cm/頭(同時採食設計)。
• 水槽:1基/15〜20頭、水深30cm以上、流量30L/分以上。縁は丸く。
2)通風・温湿度・THI️
• 自然換気:入口(風上)・出口(風下)の高低差を確保。
• THI(暑熱指数)が72超で採食性↓。ミスト+送風、給餌は涼しい時間へ。
• ドラフト回避:子牛域・休息域へ冷風直撃を当てない。
3)床材・スリップ・清掃
• 滑り係数を上げる溝切り・ラバーで転倒ゼロへ。
• ベッドは乾燥>柔らかさ。敷料は“毎日攪拌・週1全量交換”。
• 傾斜:尿・洗浄水の排出を促す微傾斜(0.5〜1.0%)。
4)動線・ハンドリング
• 直線で曲がらない導線、袋小路を作らない。
• 視覚遮蔽(サイドカーテン・パネル)で前進行動を促す。
• ハンドリング具は静音・痛みを与えないもの。
5)ウェルフェアKPI
• 跛行率、皮膚外傷率、横臥時間(目標10〜12h/日)。
• 採食/給水遅延が群で出ていないか(カメラ・IoTで可視化)。
まとめ:牛舎は“働く人”のためでもある。動線短縮・掃除しやすさ・安全性が整えば、事故ゼロ×時間短縮×ADG↑を同時に満たせます。
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
サイレージの品質=牧場の利益率。 乾物(DM)・pH・発酵産物(乳酸/酢酸/酪酸)・アンモニア態窒素(NH₃-N)を“現場検査+嗅覚+温度”で評価し、収穫・詰め込み・覆い・切出しを標準化します。
1)収穫・含水と刈高
• トウモロコシWCS:刈取DM32〜36%、子実の半乳線〜3/4。刈高は20cm以上で土砂混入を回避。
• イネWCS/牧草:DM30〜40%、しおれ時間を確保し糖分ロスを抑える。
2)詰め込み・締固め
• 薄層・連続で敷き、ローラーで重ね踏み。密度上げ=嫌気化の速度。
• カッター長は反芻と採食性の妥協点(PSPSで検証)。
3)覆いと縁管理
• 二重被覆+重し、縁は砂袋・水袋で密着。
• 雨樋で縁からの浸水を防ぐ。
4)開封・切出し・発熱管理
• 切出し面は平滑に保ち、日量以上を剥がさない。
• 温度:切出し面で外気+5℃以内を基準。手で温感を確認し、ホットスポットを除去。
5)現場評価の“3点セット”
• 嗅覚:乳酸の爽やか臭>酢酸のツン>酪酸の腐敗臭。
• 温度:手で触れて“ぬくい”なら発熱。
• pH紙:スポットで測る(pH 3.6〜4.2が目安)※材料で変動。
6)縮小ロス(シュリンク)対策
• 詰め込み密度Upと素早い被覆が最大効果。
• 切出し面を狭く深く進め、日進量を守る。
7)異常時の応急
• 白カビ:表層除去、バンカーの空気侵入源を塞ぐ。
• 酪酸高:給与比率を下げ、糖源で発酵を補正。
まとめ:良いTMRは良いサイレージから。DM・密度・覆い・切出しの4点セットを“儀式化”することで、飼料費は下がり、ADGは素直に伸びます。
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
飼料は“質×粒度×順序”で効く。 同じ原料でも、粒度(物理長)と混合順が違えば、反芻・pH安定・採食速度は大きく変わります。ここでは配合の考え方とTMRの作り方SOPを現場値でまとめます。
1)粗飼料(繊維)のコア設計🌿
• peNDF(物理的有効NDF):19mm以上の粒を15〜20%確保(PSPSで測定)。
• NDF/ADF:育成期NDF30〜35%、仕上げ25〜30%を目安。ADF上がりすぎは摂取性↓。
• WCS/乾草/サイレージの“複数ソース”で嗜好性と安定性を両立。
2)濃厚飼料(でん粉・副産物)🌽
• でん粉ソースはトウモロコシ中心+小麦/大麦を少量ブレンドで発酵速度を緩和。
• 副産物(糟糠・ビートパルプ・酒粕など)はタンパク・繊維・乳酸の補正に有効。塩分・水分に注意。
3)ミネラル・ビタミン🧪
• Ca:P = 2:1を基本に、仕上げ期は尿石症対策を意識。
• NaHCO₃(重曹)やMgOでルーメンpHバッファ。
• 微量元素(Zn, Cu, Se, Co, Mn)とビタミンA/D/Eは過不足の波を作らない。
4)TMRの“混ぜ順”SOP🥣
1. 空のミキサーを点検(ナイフ摩耗・回転)。
2. 粗飼料(ロング)→粗飼料(ショート)→副産物→濃厚→液体の順で投入。
3. 混合時間:過混合は粒度短縮→反芻低下。標準3〜5分。
4. 抜取りサンプルで粒度・均一性を毎ロット確認。
5. 飼槽への敷き均し(偏り防止)。
5)給餌回数とタイミング⏰
• 1日2回以上で残飼の酸敗を防止。夏季は夕方厚め。
• “波”ではなく“線”の食欲を狙う(同じ時間・同じ顔つき)。
6)“異常の芽”の見つけ方🔍
• 突然の残飼増は粒度/バンカー臭/発熱を疑う。
• 糞に長い繊維・未消化穀粒→粒度 or 加工度の過不足。
• 反芻の同調性(群で一斉に反芻しているか)。
まとめ:TMRはレシピだけでなく“工程管理”が品質。粒度・混合・タイミングの3点を守れば、日内の胃の波は穏やかに保てます。🧘♀️
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
目的:出荷月齢を縮めつつ、枝肉品質(歩留・BMS)を落とさない。 そのために、導入〜仕上げまでの期別ADG目標と乾物摂取量(DMI)曲線を描き、配合・繊維・でん粉を“静かに”増やしていく設計が必要です。ここでは期別KPI・ラションの変更幅・現場SOPを数値で示します。
1)期別ADG・DMIのラフ設計📈
• 導入〜順化(〜2か月):ADG 0.8〜1.0 kg、DMI 1.5〜2.0%/BW。目標は胃の教育(粗繊維とでん粉の両立)。
• 育成前期(2〜6か月):ADG 1.1〜1.3 kg、DMI 2.0〜2.3%/BW。でん粉を急に増やさない(週+0.2kg/頭以下)。
• 育成中期(6〜14か月):ADG 1.2〜1.5 kg、DMI 2.3〜2.5%/BW。繊維の物理刺激(peNDF)を確保し、反芻時間を維持。
• 仕上げ(最後の90〜120日):ADG 1.0〜1.2 kg、DMI 2.0〜2.3%/BW。安定>加速、日内変動を極小化。
ヒント:“速さ”より“静かさ”。食下量・反芻・糞性状の“日内ブレ”が少ないほど、事故率は下がり、脂肪交雑は素直に乗ります。🧘♂️
2)エネルギーとタンパクの目安(概念)⚗️
• NEm/NEg(可消化エネルギー):期別に1日あたりのNEg供給を段階増。仕上げはでん粉発酵の“ピーク管理”がテーマ。
• CP(粗タンパク):育成期13〜15%、仕上げ11〜13%を目安に、分解性タンパク(RDP)/非分解性タンパク(RUP)のバランスを取る。
• ミクロ栄養:ビタミンA・E、セレン、亜鉛は免疫と皮膚に直結。欠乏サイン(被毛粗、角化不良)を見逃さない。
3)週次の“微調整”SOP🧭
1. 残飼の観察:カラー・匂い・水分・粒度。
2. 糞スコア:1=硬め、3=理想、5=水様。2.5〜3.5を維持。
3. 反芻時間:首輪センサー/目視で8時間/日前後。
4. ラション変更:でん粉は週+0.2kg/頭以下。繊維は物理長を落としすぎない。
5. 給水:流量点検(1頭当たり30〜50L/日消費の目安)。
4)群編成・行動の整え方👥
• 体重差10%以内で群を組む。濃厚の奪い合い・劣位ストレスを削減。
• 飼槽スペース:頭数×60〜75cm/頭を確保(同時採食率Up)。
• 採食→給水→休息の三角動線を短く、交差を減らす。
5)KPIダッシュボード(肥育版)📊
• ADG、DMI、FCR、残飼率、反芻時間、糞スコア、事故率、治療率。
• “静けさ指数”(採食・反芻・横臥時間の分散)を作り、変動を検知。
まとめ:設計とは“微差の積み上げ”。週0.2kgの調整と日内変動の抑制が、出荷月齢と格付けの両立を可能にします。🐂✨
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
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皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
導入価格はPLの“最初の一撃”。同じ舎・同じ飼料でも、導入品質×価格×導入時期で“ゴール(枝肉・歩留・格付け)”が変わります。F1(乳用×肉用)、交雑、和牛——それぞれの価格相場・季節性・リスクプロファイルを理解し、検疫・輸送・初期飼養の標準を整えることで、事故率と治療コストを劇的に抑えられます。
1)タイプ別の特徴と狙い🎯
• F1(乳×黒毛など):価格は比較的安定、増体良好、仕上げは赤身寄り。回転重視の設計に向く。
• 交雑:設計しだいで赤身と脂質のバランス。遺伝のばらつきに配慮し群内の均質化が鍵。
• 和牛:導入価格は高いが、BMSによるプレミアムで回収可能。遺伝×管理のブレを許さない運用が必要。
2)市場の季節性・購買戦略📅
• 子牛市場の波(繁殖季の偏り・行事・輸送条件)で価格が揺れる。
• 分散導入:価格高騰月の比率を下げ、平均取得単価を平準化。
• 飼槽の空き日数を短縮するため、導入→検疫→群入れまでの工程表を前倒しで準備。
3)購買時チェックリスト(リング横で使える)📝
• 体重・体高:年齢相応か、瘦せ・栄養不良はないか。
• 臍・便・鼻汁・耳:慢性下痢・肺炎サインの有無。
• 毛艶・被毛の立ち:脱水や栄養状態の指標。
• 歩様・関節:将来の蹄トラブルを回避。
• 由来:ワクチン履歴・初乳管理・母牛BCS。
• 血統:EBV/EPD(増体・サシ・産肉)や実績。
4)検疫・輸送・初期飼養🚚
• 検疫区画:30日を目安に隔離(最低でも14日)。空気は本舎と逆流しない配置。
• 到着後:まず水、次に粗飼料、最後に濃厚。直後の過給はNG。
• ストレス軽減:電解質水・ビタミン、環境は静かに暗め、群入れは段階的に。
• 疾病監視:到着48時間は2回/日の体温測定。
5)価格と品質の感度分析🧮
• 導入単価+2万円でも、ADG+0.05kg/日・治療率-10%・死亡率-1%が見込めれば、総利益はプラスになる場合が多い。
• 安値買いのリスク:治療費↑・仕上げ遅延・歩留低下の“隠れコスト”が膨らむ。
6)サプライヤー戦略🤝
• 固定取引先の育成:初乳管理・ワクチン・衛生の標準が揃った牧場から継続購入。
• 情報共有:出荷後の枝肉成績をフィードバックし、選抜・改良を共に進める。
7)遺伝の設計とブランド📐
• 和牛ではBMS・オレイン酸、交雑・F1では増体・歩留を重視。
• 地域ブランド(例:地域飼料活用・長期肥育)と紐づけ、差別化の物語を設計。
8)導入標準SOP(現場用)🧭
1. 購買1週間前:検疫房消毒→乾燥→資材準備(個体器具)。
2. 当日:到着→体温・呼吸・便確認→水→粗飼→濃厚の順。
3. 48時間:体温2回/日、食下量・反芻の記録。
4. 14〜30日:ワクチン・駆虫・耳標登録、群編成、徐々に本舎へ。
まとめ:導入は“価格の勝ち負け”ではなく総合設計の勝ち負け。品質×検疫×初期飼養で、肥育期の勝率は最初から決まります。📈🐂
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
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皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
結論:哺育の勝敗は“1日の設計×100日の反復”で決まる。 ミルクの濃度・温度・回数、ハッチの乾燥・換気、敷料の水分、バケツ・哺乳瓶の洗浄順序、離乳判定のKPI(DMI:乾物摂取量)——この5点を“全員が同じように毎日実行”できるかが、下痢・肺炎の曲線を寝かせ、育成コストを下げ、後の肥育ADGを押し上げます。ここでは日齢別マニュアルとエビデンスにもとづく介入を、現場テンプレで整理します。
1)日齢別プロトコル(例)📆
• 0〜2日齢:第4回で述べたとおり、初乳IgG確保が最優先。臍処置・体温管理・呼吸確認。
• 3〜7日齢:
o ミルク:ミルクリプレーサー(MR)12.5〜15%濃度、体重×10%量/日を2回給与(例:40kg→4L/日×2回)。温度は38〜40℃で一定。
o 給水:哺乳後2時間は清水を別バケツで。
o スターター:嗜好性の高い子牛用配合を常時自由採食(粉塵少・酸化臭なし)。
o ハウジング:個体飼い、敷料は乾いた藁。アンモニア臭ゼロが基準。
• 8〜21日齢:
o MR継続:同濃度で1日2回、飲み切り時間を10分以内に。
o 電解質:便性状(スコア)2以上で哺乳とは別時間に投与。
o ワクチン:ロタ・コロナ・大腸菌の母牛側or子牛側プログラムを獣医と設計。
• 22〜45日齢:
o 離乳準備:スターター摂取1.0kg/日×3日連続を前提に1回給与へ漸減。
o 水:流量0.5〜1.0L/分、ぬるめ(季節で調整)。
• 46〜70日齢:
o 離乳判定:スターター1.5kg/日×3日が達成できれば完全離乳。
o 群飼移行:健康スコアでペアリング、体重差10%以内で編成。
ポイント:離乳は“日齢”ではなくDMI(固形飼料の摂取)で判定。早すぎれば体重伸びが止まり、遅すぎればコストが跳ねる。📊
2)下痢・肺炎のゼロ化に寄せる運用🧯
• 下痢(スコアリング):水様=スコア3。体温、眼球陥没、皮膚つまみ戻り時間を観察。第一選択は電解質+保温+保清。
• 病原の想定:
o 0〜7日:E. coli優位(初乳・衛生)。
o 7〜14日:ロタ・コロナ(ワクチン+バイオセキュリティ)。
o 10〜21日:クリプトスポリジウム(敷料・消毒・隔離)。
• 肺炎:耳垂れ・鼻汁・呼吸促迫・咳。夜間の冷え込み+湿度がトリガー。換気(入口1、出口1)とドラフト(冷風直撃)回避を両立。
• 抗菌薬の使い方:発熱・食欲不振・呼吸器症状など全身状態の悪化時に、獣医指示で最小有効期間。乱用は耐性化と増体低下を招く。
3)ハッチ・敷料・洗浄の標準🧼
• 乾燥>清潔>保温の順。水分活性が下がれば病原は増えにくい。
• 哺乳器具:ミルク→予洗(ぬるま湯)→洗剤洗浄→すすぎ→酸性リンス→乾燥ラック。
• 敷料:手で握って固まれば交換。1日1回の攪拌+週1全量交換が目安。
4)KPIダッシュボード(哺育版)📈
• 初乳IgG到達率(Brix換算)
• 離乳日齢と離乳時体重
• 哺育期死亡率(目標<2%)
• 下痢・肺炎発生率(1頭1回以下を目指す)
• スターターDMI(週次)
5)1日の作業標準(SOP例)🧭
1. 朝:健康観察(耳・眼・姿勢・便・呼吸)→記録。
2. 哺乳1回目(温度38〜40℃、個体固有器具)→器具洗浄。
3. スターター補充・水バケツ洗浄→敷料攪拌。
4. 11時:ハッチ前通風・温湿度チェック→ドラフト対策。
5. 夕:健康観察→哺乳2回目→器具洗浄→ハッチ周り消毒。
6. 夜:冷え込み予報時の保温準備(ジャケット・カーテン)。
6)費用対効果(ROI)計算の考え方💰
• ミルク濃度+0.5% → ADG +0.05kg/日 → 離乳時体重 +2〜3kg → 肥育期ADG+0.02〜0.03kgを後押し。
• 洗浄工程の標準化 → 下痢率-30% → 電解質・治療費・作業時間が圧縮。
• 換気改善(開口追加)→ 肺炎-40% → 成長停滞の“隠れコスト”を削減。
7)チェックリスト(壁貼り用)✅
• ミルク温度は毎回測る(非接触温度計OK)。
• 哺乳後2時間は清水、電解質は別時間。
• スターターは酸化臭ゼロ、粉塵少。
• ハッチは乾燥・通風、直射・ドラフト回避。
• DMIで離乳判定、日齢では決めない。
まとめ:哺育は“科学されたルーティン”。温度・濃度・乾燥・換気・DMIの5点を守り抜けば、下痢・肺炎は限りなくゼロに近づきます。🐮✨
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皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
牧場の未来は最初の48時間で7割決まる——と言っても過言ではありません。初乳の量・タイミング・質(IgG)が、免疫と成長の土台を作るからです。ここでは分娩介助から初乳管理、子牛の保温・乾燥・衛生まで“時間軸”で解説します。⏱️
1)分娩準備と介助
• 分娩房は乾燥・清潔・静寂。敷料は厚め、消毒歴を記録。
• 異常兆候(陣痛の遷延、胎位異常、悪臭)を見逃さない。
• 介助の原則:無理をしない・清潔第一・潤滑十分・牽引角度を守る。
• 記録:分娩時刻、介助有無、難産度、子牛の性別・体重。
2)初乳の「3つのC」
• Correct Time:出生後2時間以内に十分量(目安体重の10%/24h)。
• Correct Quantity:初回は4L相当を狙い、分割でも可。🍼
• Correct Quality:比重計やBrixでIgG推定。低い場合は代替初乳を準備。
3)保温・乾燥・呼吸の確保
• タオルで全身乾燥→臍処置(消毒)→呼吸確認。
• 寒冷期はヒートランプやカーフジャケット。
• 体温・姿勢をチェック(吸啜反射・立ち上がりまでの時間)。
4)子牛ハウジングと衛生
• カーフハッチは換気・乾燥が命。
• 個体飼いで交差感染を抑え、専用具(哺乳瓶・バケツ)を個別管理。
• 給水は初乳後も早期から。電解質は下痢兆候時に。
5)下痢・肺炎の早期介入
• 警戒サイン:耳垂れ、沈鬱、吸啜低下、呼吸数↑、体温変化。
• 電解質+保温+保清を即時。
• 抗菌薬は獣医の指示で適正使用。
6)48時間チェックリスト ✅
• 体温・呼吸・姿勢・吸啜
• 初乳量・質・タイミングの記録
• 臍消毒・ハッチ清掃・敷料交換
• 個体識別(耳標)・登録・記録の完了
まとめ:初乳の管理=未来の歩留。先回りの準備と“儀式化”で、哺育のスタートを完璧に。🌟
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鷲頭牧場、更新担当の中西です。
繁殖成績は繁殖牧場の売上の直結KPIであり、一貫・肥育でも導入時点の健康・遺伝が将来の歩留に影響します。発情の見逃し、タイミングのズレ、微細な栄養不良は、1回の空胎=数万円規模の機会損失を生みます。ここでは、発情発見→AI(人工授精)→ET(受精卵移植)の要点を現場目線でまとめます。👀
1)発情発見の精度を上げる
• 観察時間:早朝・夕方の2回は“止まって見る”。
• 行動指標:乗駕、鳴き、落ち着きのなさ、食下量低下、活動量↑。
• IoT活用:首輪・耳標センサーで活動量や反芻を数値化。📡
• 同期化プログラム:群管理で発情を揃え、作業平準化。
2)AI(人工授精)のタイミング
• AM-PMルールなど“観察→翌回実施”の原則をチームで統一。
• ストレス最小:保定・移送・高温を避ける。
• 衛生管理:ディスポ器具・潤滑・清潔な手袋。
• 記録:種雄牛、実施者、タイミング、注入量を即時記録。
3)ET(受精卵移植)の使い所
• 遺伝改良の加速、ブランド戦略(高付加価値血統の増殖)。
• 受け牛の条件:体況スコア(BCS)適正、発情同期、子宮状態良好。
• 凍結・融解手順の標準化でロスを最小化。
4)栄養・体況スコア(BCS)の基準
• 低すぎるBCS:無発情・受胎率低下。
• 高すぎるBCS:分娩トラブル・産後疾患リスク。
• 移行期栄養(分娩前後3週間)を“厳密に”設計。
5)現場テンプレ:繁殖カレンダー🗓️
• 受胎目標、分娩予定、乾乳・分娩前後の処置を1枚に集約。
• 週次レビュー:未観察個体ゼロ運動。
• KPI:受胎率、初回受胎率、分娩間隔、空胎日数。
まとめ:繁殖は“見て、測り、揃える”。観察×標準化×記録が、受胎率と子牛の初期健康を底上げします。📈
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皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
同じ頭数でも、モデルが違えば資金繰り・リスク・必要スキルが変わります。ここでは、繁殖→子牛市場→肥育→出荷の価値連鎖を俯瞰し、損益分岐点(BEP)の考え方とKPI設計を整理します。📐
1)モデル別の特徴
• 繁殖:収入は子牛販売。繁殖成績(受胎率・分娩間隔)で売上が変動。粗飼料基盤が鍵。🍼
• 肥育:収入は枝肉売上・格付けプレミアム。飼料の品質・給与戦略・健康管理が勝負。🍚
• 一貫:遺伝改良と健康履歴の一貫性で高品質化。キャッシュ回転が長く、資金調達設計が必須。🔁
2)損益分岐点の設計プロセス
1. 販売単価の想定レンジ(枝肉単価・格付け構成・重量)。
2. 変動費/固定費の分解(飼料は日齢別×季節性を織り込む)。
3. ADG・出荷月齢仮定(回転数に直結)。
4. 感度分析:飼料±5%、ADG±0.1kg、事故率±1%でBEPがどう動くか。
5. 安全余裕(マージン):価格急変・気象変動に備える。
3)キャッシュフロー管理の勘所
• 満床率×回転:空舎期間を1日でも短縮。
• 仕入条件:導入頭数の分散・時期分散で価格リスクを低減。
• 在庫評価:増体・格付け見込みを月次でローリング。
• 金利・返済比率:返済原資の季節性を見込む。
4)KPIダッシュボード例📊
• 受胎率、分娩間隔(繁殖)
• ADG、FCR、仕上げ日数(肥育)
• 死亡率、事故率、治療率(全体)
• 残飼率、乾物摂取量(DMI)、給水量
5)実務テンプレ:BEP早見表(概念例)
• 枝肉単価×重量=売上(格付け構成で±)。
• 変動費(飼料・資材・獣医)+固定費(人件費・償却・金利)。
• BEP = 固定費 ÷(粗利率)。粗利率は販売単価と変動費で決まる。🧮
まとめ:モデルが違えば“勝ち筋”も違う。自牧場の強み(粗飼料・人材・設備・ブランド)を起点にBEPとKPIを設計し、季節変動に左右されない体質を作りましょう。💪
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
食用牛牧場業は「生き物を育てる」仕事でありながら、同時に高度な数字のゲームです。収益性は、①導入(子牛)価格、②日増体重(ADG)と出荷月齢、③飼料単価と給与効率、④歩留・枝肉格付け、⑤ロス(事故・疾病・死亡)に強く左右されます。ここでは業界の全体像と、どこで利益が生まれ、どこで失われるのかを具体的に整理します。💡
1)主要な経営タイプ
• 繁殖:母牛群を持ち、受胎→分娩→子牛出荷まで。子牛価格の相場に直撃される一方、飼料は粗飼料中心で現金支出は比較的穏やか。🍼
• 肥育:子牛を導入して仕上げる。飼料比率が高く、飼料市況の影響が大きいが、格付けを上げれば付加価値が伸びる。🍽️
• 一貫:繁殖と肥育を合わせる。導入リスクを抑え、一貫した健康管理・遺伝改良のメリットを享受できるが、設備・労力・資金繰りの難易度は上がる。🔁
2)「稼ぐポイント」とKPI
• ADG(Average Daily Gain:日増体重):肥育期間の短縮=飼料費・固定費の圧縮。目安値を設け、群・個体でモニタリング。📊
• FCR(飼料要求率)/G:F:1kg増体に必要な飼料量。配合・繊維・嗜好性・給与回数で最適化。🌾
• 事故率・疾病率:哺育期の下痢・肺炎、肥育期の食滞など。“予防は治療より安い”を徹底。🛡️
• 歩留・格付け:BMSやロース芯、枝肉歩留。仕上げ期の設計誤りが最後に響く。🔪
• 在庫回転:満床率と回転数。舎内の回転設計=キャッシュフロー設計。🔄
3)コスト構造の理解
• 変動費:濃厚・粗飼・副資材(敷料・ベッド)、獣医療費、光熱水。
• 固定費:減価償却、人件費、金利、保険、修繕。
• 感度分析:飼料単価±5% / ADG±0.1kg / 出荷月齢±1か月が損益に与える影響をシミュレーション。🧮
4)ロスを最小化する原則(5つ)
1. 初乳の完全管理(量×タイミング×質)。
2. 換気・乾燥・清潔(湿度とアンモニアは敵)。
3. ストレス最小動線(給餌・給水・寝床の3点最短)。
4. データに基づく給与(食下量・反芻・反応で即微調整)。
5. 仕上げ期の一貫性(変動を起こさない“静かな仕上げ”)。
5)今日から使えるミニチェックリスト ✅
• 毎朝、食槽残飼の質(色・匂い・温度)と反芻時間を記録。
• 給水流量(1頭あたり必要水量の確保)。
• ベッド乾燥度(手で握って固まらないか)。
• ADGダッシュボード(群別・個体別)。
• ヒヤリハット共有(朝ミーティングで1件)。
まとめ:利益は「初乳の一杯」と「最後の一匙」から生まれる。最初の48時間と仕上げ30日を外さなければ、牧場の損益は大きく好転します。💪
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。
