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日別アーカイブ: 2025年5月19日

第14回牧場雑学講座

皆さんこんにちは!

鷲頭牧場、更新担当の中西です。

 

本日は第14回牧場雑学講座!

今回は、注意についてです。

 

 

食用牛、特に黒毛よう品質和牛育てるは、日々小さな管理大きな成果直結ます。単に体重増やすだけなく、肉質・歩留まり・ストレス管理総合考え育成必要不可欠です。

食用牧場育成において特に注意すべポイントを、現場目線解説ます。


1. 健康管理:病気は“肥育ロス”原因

毎日観察最も重要

  • 食欲低下、排便異常、歩行状態などチェック

  • 発熱咳、鼻汁感染初期兆候

  • 早期発見・早期隔離群れ感染防止

病気長引く肥育効率下がり、出荷月齢影響


2. 飼料管理:バランス発酵管理

粗飼料濃厚飼料バランス最適化

  • 反芻動物として特性かし、胃腸やさしい構成

  • 急激濃厚飼料増加は、ルーメンアシス(胃酸過多)食欲不振原因

発酵・カビ・加熱注意

  • サイレージ発酵状態、乾草保存状態常に確認

  • 雨天飼料カビ夏場発酵注意

飼料そのまま脂質影響するため、させる内容”


3. 環境整備:清潔・乾燥・通風

牛舎環境ストレス軽減カギ

  • 寝床乾燥清掃:糞尿残る病・皮膚病リスク増大

  • 換気:湿気・アンモニア濃度高まる呼吸器増加

  • 防虫・対策:感染媒介防ぐ

清潔」「乾燥」「通風」っている牛舎は、行動穏やかなり、発育安定


4. ストレス管理:音・気温・

些細ストレス成長影響

  • 大きな音、接近、移動頻度ストレス

  • 夏季高温は「暑熱ストレス」として食欲減退体重減少招く

  • 牧場スタッフ関係大切:「優しいかけ」「静か誘導」警戒下がる

ストレス少ない肉質向上つながる(サシ入り柔らかさ)


5. 記録分析:見えるで“感覚”裏付ける

体重測定・飼料摂取量・体調記録継続

  • 単位体重増加把握給餌飼料構成調整

  • よくてる=順調」ではない。データ管理傾向つかむ

育成結果は“数字”振り返る。PDCAサイクル導入重要


1ずつ見る目」品質育てる

食用育成は、「同じこと繰り返す仕事」ではありません。それぞれ合わせ健康管理・環境調整・給餌計画必要です。そしてその丁寧こそが、品質生み出す“職人技”核心です。

与える”だけなく、“成長見守る”という姿勢が、価値ある一頭育て上げる原動力なります。

 

 

鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。

広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

お問い合わせはこちらから!

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