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日別アーカイブ: 2026年1月26日

第30回牧場雑学講座

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。

 

牛は“静けさ”で太る。 牛舎の採食・給水・横臥が“迷わず”行える設計は、ストレス低減→採食時間↑→反芻時間↑→ADG↑に直結します。ここでは面積・通風・床材・動線を定量で整理します。

 

1)スペース・飼槽・水槽
• 床面積:育成4.0〜5.5㎡/頭、仕上げ5.5〜7.0㎡/頭を目安。

• 飼槽スペース:60〜75cm/頭(同時採食設計)。

• 水槽:1基/15〜20頭、水深30cm以上、流量30L/分以上。縁は丸く。

 

2)通風・温湿度・THI️
• 自然換気:入口(風上)・出口(風下)の高低差を確保。

• THI(暑熱指数)が72超で採食性↓。ミスト+送風、給餌は涼しい時間へ。

• ドラフト回避:子牛域・休息域へ冷風直撃を当てない。

 

3)床材・スリップ・清掃
• 滑り係数を上げる溝切り・ラバーで転倒ゼロへ。

• ベッドは乾燥>柔らかさ。敷料は“毎日攪拌・週1全量交換”。

• 傾斜:尿・洗浄水の排出を促す微傾斜(0.5〜1.0%)。

 

4)動線・ハンドリング
• 直線で曲がらない導線、袋小路を作らない。

• 視覚遮蔽(サイドカーテン・パネル)で前進行動を促す。

• ハンドリング具は静音・痛みを与えないもの。

 

5)ウェルフェアKPI
• 跛行率、皮膚外傷率、横臥時間(目標10〜12h/日)。

• 採食/給水遅延が群で出ていないか(カメラ・IoTで可視化)。

 

 

まとめ:牛舎は“働く人”のためでもある。動線短縮・掃除しやすさ・安全性が整えば、事故ゼロ×時間短縮×ADG↑を同時に満たせます。

 

 

鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。

広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

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