-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2025年6月 日 月 火 水 木 金 土 « 5月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

皆さんこんにちは!
鷲頭牧場、更新担当の中西です。
本日は第7回牧場雑学講座!
今回は、歴史についてです。
日本における食用牛の育成は、現在の「和牛ブランド」として世界的に評価されています。しかし、その歴史を振り返ると、日本人が牛肉を食べるようになったのは比較的最近のことであり、もともとは農耕や運搬のために牛が飼育されていました。
目次 [hide]
牛が日本に伝来したのは、弥生時代(紀元前300年~300年頃)とされ、主に農耕や運搬のために飼育されていました。
牛の伝来
奈良時代(8世紀)
仏教の影響と肉食禁止令(675年)
一方で密かに続いた牛肉食
江戸時代になると、各地で在来種の牛(後の和牛のルーツ)が農耕用に発展し、日本独自の牛の品種が生まれました。
江戸時代の牛の特徴
「すき焼き」文化の萌芽
明治政府の「肉食推奨政策」
食用牛の品種改良の開始
戦後の食肉需要の増加
「和牛」のブランド化
現在、日本で食用として育成される牛は、大きく分けて以下の3種類。
和牛(国産黒毛和種)
交雑種(和牛×乳牛)
ホルスタイン種(乳牛)
生産コストの上昇
輸出市場の拡大
持続可能な畜産への移行
古代~江戸時代:牛は農耕用で、食用としては限られていた。
明治時代~戦後:肉食文化が定着し、和牛の品種改良が進む。
高度経済成長期~現代:ブランド和牛が確立し、輸出市場が拡大。
今後の課題:持続可能な畜産と価格競争への対応。
日本の食用牛の育成は、長い歴史の中で進化し、「和牛ブランド」という世界に誇る食文化を築き上げました。今後も、環境問題や国際競争の中で、持続可能な形での発展が求められています。
鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。
広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。